“放置”ではなく、“任されていた”という感覚
昔は、入社半年で店長を任されるのが当たり前でした。
当時は「やってみれば気づける」という考えがベースにあって、ある意味自由にやらせてもらえる環境でした。今の感覚では“放置”と捉えられることも、自分にとっては“任されている”という前向きな捉え方でした。
高校生からアルバイトでココイチ生活を始めて、社員になってすぐに店長を経験しました。私は経営者を目指して入社したので、少しでも利益を残して自分の給料を上げる、ということを考え続けていました。
18歳の頃、単純に「お金持ちになって無人島買いたいなー」とか考えてたんです(笑)
お店は自分にとって“実験室”のような場。PDCAを回して、仮説→実行→検証を繰り返す日々でした。「どうすればお客様に喜んでもらえるか」「どうすれば効率よく利益を出せるか」——。そういった商売の視点が、自然と身についたのはこの頃だと思います。
専任店長、マネージャー、そして取締役として店長も兼任する中、自分の役割は、気づきを増やせる環境を作り、そこで社員の経験値を上げさせること。本人がその環境の中に飛び込んで気づかなければ糧にならないと、今も昔も変わらず思っています。今のホープは誰かが必ず見ていてくれているので、勇気をもって、怖がらずに前に行ける。それがいいところだと思います。